ウインターシーズンキャンプを楽しむヒトが増えている様子ということで、冬キャンプ&アクティビティを満喫する達人たちの着こなしを拝見しつつ、こだわりのギアを教えてもらいました。防寒対策ばっちりで冬のフィールドに挑みましょう!! 


01. こだわりのキッチンギアと調味料でキャンプ飯も充実。

無添加の鰹節や出汁を提案するニカタの海瀬さんのキャンプスタイルは、家族で楽しむアウトドアご飯がメイン。「夫婦揃って料理が趣味なので、キャンプで1番こだわるのが調理系のギア。いろいろ使ってみた結果、残ったのがいまのセットです」。

海瀬亮/NICATA代表
半纏/ネクサスセブンフィッシングジャケット/フラーデン、スウェット/チャンピオンフリースパンツ/ザ・ノースフェイスキャップ/ホーボー×フォーク、シューズ/コンバース×ネーム

冬時期のキャンプでは機能的なレイヤンリグスタイルを楽しんでいる海瀬さん。最近はアウトドアブランド以外のウエ アを活用することも多いとか。 「インナーに着ているのはフライフィッシング用のジャケット。釣りでも使うけど、動きやすくてポケットも機能的です」。

(左〕JHQの鉄板マルチグリルは朝食でも大活躍。「家族分の朝食をまとめて作れるのがいいですね。ホントに万能です」。(右)タコスは好きな具材を自由にトッピングできるのが魅力。「手巻き寿司感覚です(笑)」。 

キャンプ歴は8年くらいになるが、始めた頃と比べるとギアの数もかなり減ってきたとか。「コンパクトで軽く、幅広い用途に対応するギアを厳選するようになりました。それでいて家族で使えるサイズ感やデザインも重要。ソロキャンプもするけど、結局ファミリー向けのギアが重宝していますね」。

1.マウンテンリサーチの大判バンダナ「本来はスカーフみたいに使うと思うけど、テーブルクロスとして活躍しています」。2.ワンダラウトユニーバサルカップ「4人家族なので4個セットで愛用しています」。3.ヴィンテージのメラニン食器「地元のマーケットに出店しているショップ、アミガで購入。レトロデザインがお気に入り」。4.JHQの鉄板マルチグリル「とにかく万能。そしてスチールなのに軽い。先日も、これでタコスの皮を焼きました」。5.トーキョークフラフトの焚き火台「コンパクトだけどファミリーでも使えるサイズマクライト」。6.パタゴニア×マフィアバッグのエプロン「軽くて丈夫なセーリングクロスなので、仕込みや洗い物で大活躍。ワンオフのデザインもいいですね」。7.ノルディスクテント「6人用モデルトンネルテント、レイサ6。前室が広く、そこで簡単な料理もできます」。 8.ニカタの出汁パックと出汁醤油「元禄時代から続く秋又水産の無塩出汁をベースにしています。無添加なので小さなお子さんにもオススメ」。出汁パック各¥1296 9.パタゴニアのスナップTシャツ「学生の頃から何着も着続けてきた定番アイテム」。10.スノーピークまな板セット「中に包丁がスタッキングされているのが便利」。11.食材の収納ギア「スタッシャーのソフトコンテナゴースタックのスタッキングコンテナ。コフランの卵ケースは娘からのプレゼントです」。12.エコベールゼロの食器用洗剤「天然由来の無添加の洗剤。英国アレルギー協会認定らしいです」。13.ユニフレームの鍋「これも軽いんですよ。直火対応だから焚き火の上に吊るせるし、木蓋もいい感じ」。14.チャプターBのテーブルレッグ「板を挟めばディスプレイ棚になるテーブルの脚。テント内でも使えるサイズです」。

最近ハマっている料理はタコスフォー。「どちらも各自が好きな具材が選べて、家族でワイワイ言いながら作れるのがいいですね。この冬は現地の食材を使った鍋料理も楽しみたいです」。

02. ナローカスタムのスーパーカブが、ツーリングキャンプの頼れる相棒。 

昨年、スーパーカブ90を入手し、ワイルドかつナローにカスタム。現在はその愛車でツーリングキャンプにハマっている立元さん。今夏も北海道ロングトリップを楽しんできたとか。

立元真/grnoutdoor,BRENDS,TheTripleLegsディレクター
ベスト(参考商品)、長袖Tシャツ¥9900/ともにザトリプルレッグス、デニムジャケット¥15400、デニムパンツ¥11000/ともにgrnアウトドア(以上すべてスイ インターナショナル)、キャップ/ブルコワークガーメンツ、シューズ/サロモン 

ツーリングから焚き火まで対応するフレキシブルな外遊びコーデ。「ベストは中綿入りなので保温性もあり、袖がないからバイクも運転しやすい。セットアップデニムは難燃素材。火の粉も汚れも気になりません」。

札幌の郊外にあるキャンプ場、アナザースカイキャンピングフィールドにて。「5日間かけて、いろんな キャンプ場を巡りました」。
スーパーカブ90をキャンプ仕様にカスタム。「全体的にナローにしつつ も、積載量はアップさせています。ブロックタイヤだから林道も走れるけど、もう少しパワーがあれば完璧」。

自転車ほどじゃないけどバイク移動も積載量が限られるから、そのなかでいろいろ工夫するのが楽しいです。ギアだけでなくスタイリングでも防風性や防水性を強く意識するようになりました」。

1.ミニマルワークスのエジソンランタン「ガス缶カバーブレンズ×ワット ウィルビー ウィルビーのコラボモデルです」。ガス缶カバー¥5500 2.アンクラウド×ザ トリプル レッグスのサングラス「昼夜問わず使える薄いレンズです」。¥14630 3.grnアウトドアのMK5アノラックジャケット「マジで機能が5個ある(笑)ジャケット」。¥31900 4.コブマスターの防水バッグ「LEDライトなどを収納」。5.ローカスギアのテント「定番モデルのクフ。インナーとフライを季節で使い分けています」。6.ザ トリプル レッグスのバイカーズソックス「片足3本のセットで、それぞれデザインが異なります」。¥2530 7.grnアウトドアのネタリジャケット「防風透湿性に優れ、見た目以上の保温力があります」。¥14300 8.アルテックのアルミコンテナ「カブの荷台に収まる30Lサイズ。ステーが無くても荷台に取り付けられるように、底面にマグネットを付けました」。9.ワンダラウトユニバーサルスタンドアルミコンテナテーブルにするときに使えます」。10.ブレンズの日本酒セット「夜はこれでしっぽりと」。タンポ¥5500、 ぐい呑¥4950、徳利¥14300 11.ウィンディー&レイニー×grnアウトドアブランケット&ピロー。「スナップボタンで腰に巻くこともできます」。¥13200 12.お気に入りの晩飯セットシェラデッシュはイナウト。ビアジョッキはgrnアウトドアで、内側にハードクージーもセットできます」。ビアジョッキ¥3850 13.ブレンズのランタンリュックサックバイクキャリーにもセットできるフュアーハンドランタン用のケース」。¥9900 14.grnアウトドアNTR-HXワン「ヘリノックスチェアワンのフレームセットできる着せ替えカバー」。¥15400

バイクに乗りはじめたことで新ブランド、ザ トリプル レッグスも今季よりスタートさせた。「バイクと外遊びが好きなヒトに向けて、今までにない機能的なアイテムを提案していきます。

grnアウトドアアイテムみたいに、ちょっとユニークギミックも入れていきたいですね。それと、ジブンが欲しいっていうのもあるけど、バイクのカスタムパーツも作りたいです」。

(問)スイインターナショナル tel:03-6712-0200 grn-outdoor.com


03. ヴィンテージのミリタリーギアで、無骨なキャンプサイトを構築。 

ミリタリーとアメカジのヴィンテージアイテムを厳選するショップ、ハレル。オー ナーの加瀬さんは、そうしたギアを使った野営キャンプを実践しているが、無骨ながらも快適性を追求している。

加瀬善隆/hallelu代表
M90コールドウェザーパーカ ¥65780/スウェーデンヴィンテージ(ハレル)、パンツリーバイス、シューズ/クラーク

スウェーデン軍の90年代のミ リタリーコートを羽織ったタフなキャンプスタイル。「アウトドアブランドアイテムも取り入れるけど、それも現行モノより90年代のウエアが中心。ヴィンテージは好きだけど古過ぎると機能性が落ちるので……、そこは実用性重視で選ぶようにしています。とくに冬キャンプは寒さに直結するので重要ですよね」。

群馬県上野村の河原でソロキャンプ。「紅葉が見られる野営地と聞き、訪れました。ポーランド軍のポンチョテントを2枚つなげて、フルクローズにしています」。

ミリタリー系のギアは、重かったり嵩張ったりするから、なるべく厳選するようにしています。最近はタープ泊にハマっているので、テントも持っていきません」。年代や国によって、使い勝手が異なるのも魅力だとか。

1.オーストリア軍のオーバーパンツ90年代アイテムでゴアテックスを採用した1本。フリースパンツとレイヤリングして使います」。2.ロスコのフライトキャップ「ミリタリースタイルマッチする防寒用キャップです」。¥9680 3.フランス軍のレザーグローブ「ディアスキンなので柔らかい。何度も買い直し、これは3個目」。4.USミリタリーサバイバルナイフ70年代パイロットが使っていたナイフで、ファイヤースターターとポケットナイフセットしています」。5.スウェーデン軍のウールブランケット「軍モノの中では薄手で持ち運びしやすい」。6.USミリタリーのプリマロフトジャケット「拡張式寒冷地被服システム、エクワックスのレベル7アイテム。保温性は高いけど、火の粉に弱いのが難点……」。¥54780 7.点(タテル)の焚き火台「友人のガレージブランドのサンプルです」。8.フランス軍のシュラフ「パッカブル仕様で、収納状態に余裕があるので、中にいろいろ詰め込めるのが便利」。9.ブルガリア軍のアルミボトル「70年代アイテムだけど水漏れもしません。湯たんぽとしても活躍してくれます」。10.お気に入りのクッカーセット「USアーミーの40年代のシンクと、スイス軍の60年代のメスティンスウェーデン軍の80年代のカトラリーなどを組み合わせ」。11.DDタープのタープ「秋はステルス張り、冬はパスファインダー張りにしています。フィールドドアのカーボンポールセットで愛用中」。12.コールマンのキャタリックヒーター「これも70年代アイテムです」。13.ティンバーランドフィールドブーツ「定番の“ビーフ&ブロッコリー(通称ビーブロ)”のカラーリングがお気に入り」。¥19680 14.サーマレストのマット2000年代USMCの官給品をデッドストックで入手しました」。 

「例えば、アメリカの軍モノはタフで利便性重視。北欧系はクラシックデザイン天然素材が多いんですよ。それを上手く組み合わせたり、キャンプスタイルに合わせて使い分けたりするのが楽しいんです」。

毎年、年末年始はキャンプをしながら過ごすのが定番とのことで、今年もブッシュクラフトで年越しをする予定。 

(問)ハレル tel:03-5734-1946


04. テント泊装備の雪山ハイクでは、氷壁のアイスクライミングにトライ。 

登山歴15年ほどの宇津木さんにとって、冬キャンプといえば雪山のテント泊がメイン。 「毎年、厳冬期の八ヶ岳に行くのが定番になっています。

夏に比べるとヒトが少ないからテント場も余裕があって快適だし、冬季営業している山小屋もあるから安心なんです。もちろんそれでも厚手の防寒着やピッケル、ヘルメットなどの安全装備は欠かせません」。

宇津木正太/MAMMUT アシスタント ブランドマネージャー
グラビティインフーデッドジャケット ¥46200、トレッカーズパンツ3.0 ¥18150、トゥウィークビー ニー ¥4620、シューズ(デュカンハイGTX)¥28600、バックパック(デュカンスパイン 50-60)¥34100/以上すべてマムート(マムート・スポーツ グループジャパン

積雪期や残雪期の登山に対応するライトなトレッキングスタイルを披露。「このダウンジャケットはトレンド感のある2トーンカラーでボリュームは控えめです。街着としても使えるので重宝しています」。

仕事で訪れた赤岳鉱泉アイスキャンディフェスティバ ルの準備中の様子。「事前に登って翌日のイベントの安全を確認する、と言いながらも楽しんでる瞬間(笑)」。

ハイクした先で、余裕があれば人工的に作られた氷壁でアイスクライ ミングの練習をすることも。「冬にしかできないアクティビティだし、できる場所 も限られているので、チャンスがあればトライするようにしています」。

1.DMMのピッケル「アイスクライミングではなく登山用のピッケルです」。2.マムートのシュラフマムートのハイエンドラインのシュラフで、厳冬期の雪山にも対応するスペックがあります」。3.マムートのシュラフマット「10年くらい愛用しているモデルで、現在は残念ながら廃盤に……」。4.マムートのバックパック「ハイキングモデルのデュカンスパイン50-60。背面が可動するので背負ったまま動きやすく、重宝しています」。¥34100 5.ライペンのテント「先日入手したばかりのトレックライズ2。これから使うのが楽しみ」。6.プリムスのクッカー「トレッキングをはじめた頃からずっと愛用しているクッカーです」。7.プリムスのストーブ「昔、ガイドさんからいただいたロングセラーモデル。思い入れのあバーナーなので、大切に使っています」。8.マムートのニットキャップ。「スーパーロングセラーアイテムのトゥウィークビーニー。カラバリで揃えています」。各¥4620 9.マムートのダウンジャケット「厳冬期用のハイスペックモデルアイガーヨッホ。これも10年くらい愛用中」。10.マムートのアルパインブーツ「アルパイン向けのタイスライト。今年の新色です」。¥58300 11.マムートのグローブ「アイスクライミングにも使えるノードワンドプロ。これもロングセラーのアイテム」。12.マムートのヘルメット 「重量が約200g前後なので、軽量かつ安全性に優れたクラッグセンダー」。¥13200 13.マムートのデナリタイツ「履き心地がよく、保温性もバツグン。テント泊からランニングまで活躍している万能アイテムです」。14.マムートのパンツ「高い耐久性・耐水性を誇るノードワンドプロHS。冬の登山やスキーなどにも使えます」。¥88000(以上、価格のあるものはすべてマムート・スポーツグループジャパン

この冬は雪山ハイクと一緒に、本格的なアイスクライミングも挑戦する予定。「できるだけ自然の氷壁や雪景色を楽しみたいので、両方を堪能できるルートを歩きたいですね」。 

(問)マムート・スポーツグループジャパン tel:03-5413-8597


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■OUTDOOR STYLE GO OUT vol.159 定価 ¥850


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GO OUT


(出典 news.nicovideo.jp)

極寒外遊びを楽しむ達人たちの、防寒コーデ&こだわりギアを拝見。#2

これ参考になりますね!



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