ここ数年、人気が続くキャンプ。本来なら春から夏が最も盛り上がるシーズンですが、近年は寒い冬の時期にキャンプに出かける人も増えています。実は、秋~冬のキャンプは、人が少なく空気が澄んでいて虫もいないなど、メリットも多くあり、キャンパーの中には、冬キャンプが一番好きと言う人も多くいます。

 そこで今回は、料理初心者でもすぐにパパッと作れて、冬でも体の芯から温まれるレシピを、プロのアウトドア料理を得意とするフードコーディネーター・みなくちなほこさん(※)に教えてもらいました。

※みなくちなほこ……フードコーディネーターとして、スイーツからアウトドアまで、身近にある食材で作れる料理を幅広く紹介。各メディアワークショップなどで活躍。著書に、『極上外ごはん』(世界文化社)など料理の著書を多数出版

 使用するのは、クッカー、メスティン、鍋、ダッチオーブン。どれも100均ホームセンターで揃うものばかり。お手軽なのに、美味しくてお酒にも合う絶品アウトドア料理をご紹介していきましょう。

「ベトナム風豚の角煮」(ダッチオーブン)

 最初にご紹介するのは、冬に重宝するダッチオーブンを使ったレシピベトナム豚の角煮」です。鍋に材料を入れて煮込むだけで完成するお手軽レシピ。あまり動きたくない冬キャンにぴったりな料理ですね。ナンプラーを使うことで、和風な角煮とは一味違うベトナムテイストな味わいに。

 じっくり煮込むことで、素材の味豚バラ肉に染み込んで深みのある味になり、ご飯はもちろん、お酒と合わせても最高。ホットワインやホットウイスキー、熱燗など温めたお酒と味わいたい一品です。煮込み時間がかかるので、キャンプ場に着いたらすぐに準備して火にかけておくのがオススメです。

材料(2人分)

豚バラ肉ブロック)……500g
ゆで卵……2個

(A)
ナンプラー……大さじ4
・醤油……大さじ3
・砂糖……大さじ3
・酒……大さじ2
にんにくみじん切り……2かけ

作り方

1豚バラ肉は大きめのひと口大に切ってダッチオーブンに入れ、(A)を絡めて15分ほど置いて馴染ませる。

2ゆで卵(殻をむく)を加え、かぶるくらいの水を注ぎ強火にかける。煮立ったらアクを取り、弱めの中火にして30分ほどコトコトと煮込む。途中で肉と卵の上下を返し、汁気が全体に行き渡るようにする。

3.煮汁が半分くらいになったら、かぶるくらいまで水を注ぎ入れ、さらにコトコトと煮る(トータルで60分くらい)。

4.豚肉が柔らかくなったら火からおろし、粗熱が取れるまでそのままおいて味を落ち着かせたら完成。

「サンラータン風もやしのスープ」(クッカーor鍋)

 冷えた体を温めるのにぴったりな「サンラータン風もやしスープ」。豆腐や卵の優しい食感がじんわり体に響きます。

 とろみを付けることで、冷めにくくなり、ご飯にかければ中華丼として食べることもできます。ヘルシーなのに、ひき肉も入って食べ応えは抜群。お腹ペコペコでも大満足できるレシピです。

材料(2人分)

・豚ひき肉……50g
・しょうがのみじん切り……ひとかけ
もやし……ひとつかみ(約100g)
・豆腐……1/2丁(約100g)
・卵……1個
・水……400cc
鶏がらスープの素……大さじ1
・醤油……大さじ1
・酢……大さじ1と1/2~2
・塩……適量
ラー油……適量

(水溶き片栗粉)
・片栗粉……大さじ1/2
・水……大さじ1/2

作り方

1.鍋に油を敷き、しょうがと豚ひき肉を炒める。

2.肉の色が変わったら水と鶏がらスープの素を入れ、煮立ったら3cm角程にちぎった豆腐ともやしを加える。

3.ひと煮立ちしたら醤油と酢を加え、塩で味を調える。

4.割りほぐした卵を流し入れ、フワッとしたら火を止めてラー油を加える。
  ※卵を加えたらあまり混ぜすぎないように。ふわっとしてきた火を止めます。

5.お好みで香菜をトッピングしたら完成。ご飯にかけて丼にしても◎

「丸ごとじゃがバタースープ」(ダッチオーブンorクッカー)

 豪快にじゃがいもを1つ丸々使用するスープ「丸ごとじゃがバタースープ」。じゃがいも×バターという最強の組み合わせで絶対に間違いなし! のレシピです。

 ローリエやコンソメを使うので、一般的なじゃがバタよりも洋風な味わいに。しっかり煮込むことで、余分な水分が蒸発し、バターの味が凝縮した濃厚なスープができます。ホクホクなじゃがいもをハフハフ頬張って、体を温めましょう。

材料(2人分)

じゃがいも(メークイーン・大きめ)……2こ
・ローリエ……1枚
コンソメ(顆粒)……小さじ1
・塩・胡椒……適量
バター……小さじ1~2

作り方

1じゃがいもはよく洗って鍋に入れ、かぶるくらいの水とコンソメを入れて火にかける。

2.煮立ったらバターを加え、火を弱めてじゃがいもがやわらかくなるまで弱火で煮る。

3.塩・胡椒で味を調えたら完成。※仕上げにドライパセリやチャービルなどをトッピングすると、見栄えがよくなります。

「トマトがゆ」(ダッチオーブンorクッカー)

トマトがゆ」はコンソメ味の洋風おかゆです。味付けは、コンソメ、しょうが、塩・胡椒ととってもシンプルトマトの酸味が絶妙なアクセントになっている万人ウケする優しい味で、食後やお酒の〆にもスッキリと食べられます。

材料(2人分)

・米……1/2合
・水……540cc(米の6倍)
ミニトマト……10こ
・しょうが(みじん切り)……ひとかけ
コンソメ顆粒……大さじ1
・塩・胡椒……各適量

作り方

1.米は洗ってザルにあげ水気をよくきる。

2.ダッチオーブンorクッカーに水を注ぎ、(1)としょうが、顆粒コンソメを加えて蓋をして火にかける。

3.沸騰したらごく弱火にして30~40分煮る。

4.火を止めてからミニトマト(ヘタをとる)を加え、蓋をして5分蒸らす。

5.塩・胡椒で味を調えたら完成。

※好みでオリーブオイルや粉チーズをかけても美味しいです! ダッチオーブン8インチが推奨ですが、もし10インチで作るときは材料を倍にするとベスト

「蒸しリンゴ」(メスティン)

 最後は、冬にぴったりのスイーツ「蒸しリンゴ」です。大人気の調理器具メスティンを使います。リンゴを半分にカットして芯をくり抜き、空いた穴に食材を詰めて蒸すだけ。簡単なのに、驚くほど美味しく仕上がります。

 キャンプ飯の〆にぴったりで、焚き火を囲みながら、または、ストーブを囲みながらゆっくりわいたい一品です。

材料(2人分)

リンゴ……1個
・砂糖……小さじ2
シナモンスティック……1本
ドライフルーツ……適量
バター……大さじ1

作り方

1リンゴは横半分に切り、底に穴があかないように芯をくりぬく。

2.穴に砂糖とバタードライフルーツを詰め、半分に折ったシナモンスティックを刺す。

3メスティンに網を乗せて水を注ぎ、オーブンペーパーを敷き 2リンゴを乗せて蓋をする。

4.加熱し、湯気が出てきたら弱火で15分ほど蒸す。

・・・・・・・・・

 今回ご紹介した料理は、ソロでもファミリーでも幅広く活用できるものばかり。ぜひ冬キャンプでチャレンジしてみてください。

レシピ監修◎みなくちなほこ)

食楽web


(出典 news.nicovideo.jp)

アウトドア料理のプロ直伝! 初心者でもすぐ作れる「冬のキャンプ飯」レシピ5選

このキャンプ飯最高ですね!



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