新型コロナウィルス感染拡大の影響で外出自粛を余儀なくされ、ストレスを溜めている人たちも多いのではないでしょうか。5月14日に39県で緊急事態宣言が解除となったのに続き、東京・神奈川・千葉・埼玉・北海道もまもなく宣言解除となる見通しですが、引き続き感染予防のために不要不急の外出は当面避けたほうがよさそうです。



※写真はイメージです



 とはいっても、天気のいい日にずっと家の中にいるのでは気持ちも落ち込んでしまいますよね。そんななか、家の中にいながらにして外気分が味わえるということで、ベランダ空間が改めて注目されています。机と椅子を用意して、天気のいい日はベランダでリモートワークをしたり、一人用のテントを張って子供の遊び場にしたり……。


 限られたベランダ空間をめいっぱい活用して外出気分を味わうためのオススメグッズを、月刊『Outdoor』、ライフスタイル誌『天然生活』、生活情報誌『ESSE』などの編集長を歴任し、さまざまなアウトドア情報、生活情報に詳しい編集者・小林孝延さんに伺いました。(以下、「」内は小林さんのコメント


◆まずはジェネリック椅子と1000円ローテーブルを揃えよう



ヘリノックスチェア(画像:Amazonより)



「とにかく何はなくとも揃えたいのが椅子ですね。野外に椅子を出して座るだけで気分が豊かになります。ブルーシートを敷いてあぐらをかくことでは、この文化的な満足度は決して得ることはできません。座り心地と収納性、持ち運びのしやすさを考えるとヘリノックスというブランドチェアがオススメですが、値段が高く、安いものでも1万円以上します。


 もちろん高いなりの良さがあるのですが、アマゾンをのぞいてみると、ヘリノックスに似た形状のジェネリック椅子が2000円くらいからたくさん売られているんです。耐久性や座り心地は本家には及ばないものの、ベランダでくつろぐ程度であればジェネリック椅子で問題ないでしょう」



テーブルは足が低いローテーブルがオススメです。狭いベランダでも圧迫感がなく、視界も遮らない。僕はホームセンターくろがねオリジナルブランド1000円前後のものを使っています。外出自粛が終わっても、今後キャンプでも十分使えるクオリティ!」


グリーンは手入れが簡単でコスパのいいユーカリがベスト



「椅子とテーブルを揃えたらお次はグリーン爽やかグリーンに囲まれて過ごすと、気持ちもリフレッシュできます。でも、手入れが大変なものはできれば避けたい……そんな人にオススメなのがユーカリです。ユーカリはコアラが好んで食べることや、その成分が精油としてさまざまな効果があることでも知られています。


 一般的に観賞用に売られているポポラスやグニーという品種はサイズが大きくても2000円前後で購入できるうえ、ある程度放っておいてもぐんぐん生育するんです。それに、万が一枯れても、葉っぱがその形状のままカサカサのドライフラワー状態になるため、枯れたことがわかりにくい(笑)。枯れた枝をカットしてキッチンやトイレインテリアに飾ることもできますよ」


手作りのバードフィーダーで鳥と戯れる癒し時間



「素焼きの植木鉢の受け皿などに水を張って、ブロックレンガなどの上におけばお金をかけずに即席バードバスが完成。シジュウカラが楽しそうに水浴びする姿が見られることも。バードフィーダー(エサ場)もペットボトルで作れるんです。作り方は以下の通り。


1)側面に小さな穴をいくつか空けて割り箸や木の枝をさす
2)同じく側面に鳥が餌をつつく用の小窓を空ける
3)蓋に穴を空けて針金を通して吊るす


 ひまわりの種や麻の実などを入れておけば小鳥が遊びに来てくれますよ。会話をする機会が減っている人も多いと思いますが、そんな人は鳥のさえずりに耳を澄ませてコミュニケーションを取ってみてもいいかもしれません」


◆安い食材もめちゃくちゃ美味しくなる3000円台の薫製(くんせい)鍋



SOTOの『いぶし処キッチン香房』(画像:Amazonより)



「ベランダで料理を楽しむのもいいですよね。煙でご近所に迷惑をかけないよう注意は必要ですが、これを機に薫製を楽しんでみるのもよいのでは? SOTOの『いぶし処キッチン香房』は、3000円台(実勢価格)で買えて、超コンパクトだけど本格的な薫製が手軽に楽しめます。



薫製鍋で作った絶品ベーコン



 三食自炊が続くなかで、毎食高い食材を使うわけにもいかない……と悩んでいる人も多いでしょうが、薫製すれば激安食材も風味豊かなおいしい料理に変身。僕はステイホーム中にベーコンを仕込んで食べてますが、自家製を一度食べたら市販のものは食べられなくなりますよ!」


◆初夏の晩酌には保冷力抜群の真空断熱タンブラー



サーモスの真空断熱タンブラー(画像:Amazonより)



「だんだん暑くなってくるこれからの季節は、リモートワークの後に風通しの良いベランダで晩酌するのも気持ちよさそうです。コスパを考えるなら、セリアで売っているシェラカップ風の100円アルミカップがオススメ。熱伝導や耐久性を考えてつくられている本物のシェラカップにはかないませんが、見た目はまんまですし、ちょっとしたアウトドア気分を味わうには十分です。


 ちょっと値段が高くてもおいしくお酒を飲みたい人は、サーモスの真空断熱タンブラー(実勢価格で1500円~)がいいと思います。保冷力が抜群で、これからの季節、ロックアイスをいれたチューハイなどを飲むときに、全然氷が溶けません。薄くならないからお酒が最後までおいしく飲めるんです!」


 まだまだ自由に外出はできませんが、これを機にアウトドアグッズを揃えてベランダ生活を満喫し、コロナ禍が落ち着いた折には揃えたグッズを持って思う存分キャンプに出かけてみては?


<取材・文/女子SPA!編集部 イラスト/とあるアラ子 撮影/小林孝延>


【小林孝延】編集者。月刊『OUTDOOR』(山と渓谷社刊)編集長、ライフスタイル雑誌『天然生活』創刊編集長、生活情報誌『ESSE』編集長などを歴任。生活情報、アウトドア情報全般に詳しく、AllAboutのオートキャンプガイドも務める



※写真はイメージです


(出典 news.nicovideo.jp)


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