軽度な山登りに最適なトレッキングパンツですが、その着用シーンは山だけじゃないんです。
シャツやジャケットに合わせたクリーンな着こなしにもなじみ、その機能性と動きやすさを存分に楽しめるので、慌ただしく移動する日や自転車通勤にもおすすめです。
コーディネートを考えるときにもっとも失敗しない方法が、靴から組み立てること。
アクティブに動き回る日に革靴では足が疲れてしまうし、逆に、フォーマルさが求められる会議にスニーカーでは場違いで恥ずかしい思いをしてしまいます。
その日の天候と仕事内容にふさわしい靴さえ決まれば、自ずと着こなしの幅は限られるので、着るべきパンツもジャケットも絞られてくるはず。
ノータイでスニーカー出勤が認められるシーンが増えた今、もはやきちんと見えを意識したチノパンやスラックスでなくてもいいのでは?
動きやすさは当然ながら、気温や天候の変化にもある程度対応するように設計されているので、寒暖の差が激しく、天気が変わりやすい今にぴったり。
アウトドアに限らず、普段のファッションに取り入れやすいシンプルなデザインが豊作。この秋冬にヘビロテ必至の5本を厳選し、ご紹介します。
ショーツにも変身! フォレストワードローブの「コンバーチブルパンツ」
Photo: 多田悟“都会と自然をボーダレスにつなぐことができる服”というコンセプトを掲げてスタートした、日本ブランドの「フォレストワードローブ」。
アウトドアでの使用をクリアしつつ、街中でも違和感なく使えるベーシックアイテムを幅広く展開しています。
こちらはさらさらとしたナイロンストレッチ素材によるトレッキングパンツ「ジップオフ コンバーチブルパンツ」。
最大の特徴はモデル名にもある通り、膝上のジッパーを開口すればハーフパンツとしても使用できるコンバーチブルなデザイン。
涼しくなってきた朝晩はフルレングスのパンツで、気温の高い日中はショーツで過ごすことができます。
スッキリとしたシンプルな見た目ながらも、膝や腰の可動域を考慮したデザインになっており、着用時の突っ張り感がなく、汗をかいてもベタつかないので快適。
また、膝のファスナーの開き具合を調整することでベンチレーション機能も発揮するので、自転車通勤などにもおすすめです。
ZIP OFF CONVERTIBLE PANT価格9800円/フォレストワードローブ
5,940円
部屋着にも使いたくなるピークパフォーマンスの「ミシックパンツ」
Photo: 多田悟1986年にスウェーデンで生まれ、最高のパフォーマンスを発揮するスキーウェアを作ることからスタートした「ピークパフォーマンス」。
現在はスノースポーツに限らず、都会でのライフスタイルを含めたトータルブランドとして成長を続けています。
こちらの「ミシックパンツ」はこの時期のトレイルランニングやロードランニングにぴったりの1本。
素材には汗がベタつかず、さらりとした肌触りの薄手なナイロンで、ウエストゴムでフィットさせるイージーパンツ型。
立体裁断で程よくゆったりとしたシルエットが、微ストレッチ素材と相まってストレスフリーな穿き心地に。
裾の捲れ上がりを防ぐように細いゴムバンドと滑り止めのラバーをあしらっているのもポイント。
キャンプ場でのリラックスタイムやルームウェアとしても、活躍の場が広い1本です。
Mythic Pants価格1万2000円/ピークパフォーマンス
Peak Performance(ピークパフォーマンス) ミシックパンツ Mythic Pants Alpine Tundra M G6136302213,200円
傑作クライミングパンツを街用にアレンジ。グラミチの「NNパンツ」
Photo: 多田悟現在のアウトドアブランドで見られる機能的パンツに多大な影響を与えたのが、1982年に米カリフォルニアで生まれた「グラミチ」のクライミングパンツ。
創業者でありロッククライマーでもあるマイク・グラハム氏が考案した、180°開脚できる股下のデザイン=ガゼットクロッチがその理由です。
クライミングシーンに求められる機能性を残しながら、現代の都会的なライフスタイルに合わせたアイテムも積極的にリリースしています。
こちらは膝下からのテーパードシルエットに定評がある「NNパンツ」。
このブランドの十八番であるガゼットクロッチはもちろん、片手で簡単にロック&リリースできるバックル付きのウェビングベルトはそのままに、素材をコットンが主体のストレッチツイルにアレンジ。
ナイロンやポリエステルよりもマットで落ち着いた印象なので、チノパンやグレースラックスの代わりに着用しても違和感ゼロです。
[グラミチ] ロングパンツ NN-PANTS JUST CUT メンズ DOUBLE NAVY 日本 M (日本サイズM相当)8,946円
普段使いにも使える! ザ・ノース・フェイスの名作「ヴァーブ・パンツ」
Photo: 多田悟トレッキングパンツとして不動の評価を得ている「ザ・ノース・フェイス」の名作「ヴァーブ・パンツ」。
肌にベタつかず、さらりとした肌触りながらも、防風性と適度な保温力も備えたストレッチナイロン素材を採用。
立体的なパターンで動きやすく、高いストレッチと相まって、激しい動きをしても突っ張り感がありません。
すっきりとしたストレートシルエットかつミニマルな見た目なので、シャツやジャケットを合わせても違和感がなく、キレイめのコーディネートにも合わせやすい1着です。
また、多少の雨にも対応できる撥水性があり、パンツ内のムレを排出するベンチレーションがあるので、自転車通勤にも活躍してくれます。
Verb Pant価格1万4000円/ザ・ノース・フェイス
[ザ ノースフェイス] Verb Pant ブラック M15,400円
機能で選ぶならミレーの「ティフォン50000 ストレッチ トレック パンツ」
Photo: 多田悟来年で創業から1世紀となる、フランスの老舗アウトドアブランドである「ミレー」。
アメリカのアウトドアブランドばかりが話題になりがちですが、同ブランドが果たしてきたその役割と実績を、改めて見直したいもの。
こちらのトレッキングパンツ「ティフォン 50000 ストレッチ トレック パンツ」は、そんな老舗らしく、圧倒的なパフォーマンスを発揮するハイスペックモデルです。
一般的な透湿防水素材の約2倍の透湿性を誇る、独自の防水素材“ティフォン50000”を採用。
スリムストレートのシルエットながらも立体裁断を駆使し、ストレッチ性が十分にある素材のおかげで、突っ張り感がなく、一日中快適に過ごせます。
コンパクトに収納できるパッカブル仕様なので、バッグに忍ばせておけば、雨の日の外出も安心。
ちなみに、ウエストに付属したウェビングベルトは取り外し可能で、ベルト単体でも使用できます。
ティフォン 50000 ストレッチ トレック パンツ価格1万8000円/ミレー
[ミレー] 防水透湿トレッキングパンツ TYPHON 50000 ST TREK PANT(ティフォン トレック パンツ) メンズ Black-Noir EU M (日本サイズL相当)15,000円
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日中はまだ暑さが残る現在ですが、これからの冷え込みを考慮して、季節順にご紹介しました。
まだ気温が高い9月と10月前半には、ショーツにもなる「フォレストワードローブ」と極薄軽量素材の「ピークパフォーマンス」を、涼しくなってジャケット着用が増える10月以降は、きちんと見えする「グラミチ」と「ザ・ノース・フェイス」を、そして悪天候対策には「ミレー」をおすすめします。
いずれもレッグラインをすっきりと見せてくれるものばかりなので、キレイめの着こなしに合わせても違和感がありません。
仕事と日常生活との境界線が曖昧になりつつある今だからこそ、トレッキングパンツを上手に取り入れた新しいスタイルを検討してみては?
Photo: 多田悟
(出典 news.nicovideo.jp)
これいいですね!!
私もいつもモンベルです笑
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