コロナ禍でもブームの火は消えず。サウナが日本を救う!

プロサウナー・濡れ頭巾ちゃん
取材は長野県南佐久郡小海町にあるフィンランドヴィレッジにて敢行。SAUNA FES JAPANの会場として知られ、サウナマニア垂涎の的だ

「すごく気持ちがいいっ! この季節の外気浴は何物にも代えがたいですね」

 ほんのり雪化粧が施された八ヶ岳を望む、長野県南佐久郡小海町にあるフィンランドビレッジ。恍惚の表情で語るのは、プロサウナーとして活躍する濡れ頭巾ちゃんだ。

 サウナブームを象徴する言葉といえば、サウナと水風呂の寒暖差によって得られる独特の感覚を言語化した「ととのう」が知られているが、濡れ頭巾ちゃんはその生みの親だ。

ととのう、という言葉が生まれたのはもう10年以上も前のことになります。上富良野に白銀荘というサウナ施設があるんですけど、そこでサウナを堪能し、キンキンの水風呂と外気浴をたっぷり楽しんでから下山して友人らと焼き肉を食べていたんですね。そうしたらもう幸せが爆発して。サウナ後のこの気持ちよい状態に名前をつけようという話になり、口をついて出たのが『ととのったー!』でした。

 思えば僕は当時からプロサウナー、なんて冗談めかして名乗っていたけど、今や本当にサウナに入ってしゃべるだけでおこづかいがもらえるプロサウナーになってしまった。人生わからないものです(笑)

◆とどまるところを知らないサウナブーム
 事実、ここ最近のサウナブームはとどまるところを知らない。経済アナリストの森永康平氏が語る。

「まったくサウナに興味がなかった自分ですら、このコロナ禍に友人から誘われて3度もサウナに行きました。現在猛威をふるっているコロナの第3波は『乾燥と低温』の影響が大きいと考えられますが、温度も湿度も高いサウナはまったく逆。こうした点が他のアクティビティより受け入れられやすいのかもしれません。

 M&A CAPITAL PARTNERSが発表している資料によると、日本の温浴施設の市場規模は1兆1000億円ほどのようですが、サウナブームが牽引するかたちで市場は拡大していくかもしれませんね」

◆全国的に見て盛り上がっているのは東京だけ!?
 新型コロナの影響で、我々を取り巻く環境は大きく変わった。テレワークの普及といえば聞こえはいいが、在宅時間の増加は新たなストレスの温床になっている。そんな時代だからこそ、サウナの持つリフレッシュ力が重宝されるのだと濡れ頭巾ちゃんは語る。

サウナ、水風呂、外気浴。これを繰り返して完全にととのってからのサウナめし。ここまで引っくるめてサウナだと僕は思っています。

 いろんな土地に出かけて、試してみてほしい。というのも、たしかにサウナブームは来ていますが、全国的に見て盛り上がってるのは東京だけ。先日、神戸サウナの支配人とも話しましたが、関西はそんなにお客さんが増えているわけではないそうなんです。

 僕がおすすめするなら、たとえば京都の伏見にある銭湯サウナは軒並みどこも素晴らしい。伏見は灘と並ぶ酒処で、水がいいんですね。どこもガラガラですし、本当に気持ちいいですよ」

◆テントサウナの登場で激変するアウトドアサウナの楽しみ方

サウナイベント風景。開催場所は頻繁に変わるので、Twitter@terasauna)を参照されたい

 持ち運び可能なテントサウナもまた、サウナブームの牽引に一役買っている。普段は経営コンサルタントとして働く高瀬加奈さんは、テントサウナを活用してお寺でサウナイベントを開く『寺サウナ』を主宰。’20年9月に開始したところ、今では満員御礼で抽選になるほどの人気ぶりを誇っている。

「私自身、サウナ中に瞑想するのが好きでこの2つは親和性が高いと思っていたんですが、瞑想の本場であるお寺でサウナ後にガチの瞑想をしたらどうなるんだろう? と興味を抱いたのが寺サウナを始めたきっかけです。

 お寺の敷地内にテントサウナを複数台設置して、水風呂も簡易プールで用意。しっかりととのった状態で瞑想すると、ものすごいトリップ感が得られました。お坊さんに読経していただきながら瞑想するのですが、聞いているうちに体がグラグラ揺れてきて……異様な光景になっていました」

『寺サウナ』主宰の高瀬さん「サウナと瞑想。思った以上に相性抜群です!」

 そもそも、お寺とサウナの歴史は深く長いという。高瀬さんが語る。

「日本で初めてサウナをつくったのは、実はお寺なんです。江戸時代より前までは、お風呂といえば蒸気浴で、焼け石などに水をかけては水蒸気を浴びて楽しんでいたそうです。今で言うロウリュウみたいなものですね。奈良の東大寺なんかには浴場の設計図も残っていると聞きました。当時のお寺は近所の人が気軽に集まるコミュニティスペースとして機能していて、そうした文化がまた広まったらいいなとも思っています」

サウナイベント風景

サウナを楽しむうえで気にかけてほしいこととは
 新しい楽しみ方も生まれ、ますます活気づくサウナ界隈。新型コロナによって閉塞感を覚えることが多い今だからこそ有効に活用したいが、そんなサウナを楽しむうえで気にかけてほしいことがあると、前出の濡れ頭巾ちゃんは語る。

「今、世の中から寛容さがどんどん失われて、息苦しさが増していませんか? だから僕は、サウナくらい好きにやって、自分の快楽をとことん追求してみてほしいと思います。

 たとえば水風呂の中で気持ちよくなったら、『ア~ッ』と声に出したっていいと思ってる。周りの目を気にするあまり、気持ちよさに没頭できないなんて本末転倒です。ダメなら謝ればいい。そういう寛容さがサウナを通じて広まればいいなって思います。

 そもそもサウナととのったー! という状態は、古い殻を脱ぎ捨て、新しい自分になったような状態です。こうなると開放感から細かいことは気にならなくなるはず。ととのうと他人に対してだけでなく、自分にも寛容になれます。これは自己肯定感を得られるということ。

 常にゴキゲンでいるのって、生きていくうえでとても大事だと思うんです。サウナはそれを実現する絶好の場なので、いっぱいととのってほしいです」

 身も心も温まり、幸せになれるサウナコロナの収束が見えないなか、サウナが日本全体を覆う重苦しい空気をはねのけて、2021年をよい1年にととのえてほしいものだ。

◆なぜか身体を焦がしたくなるファン垂涎のローリュー

サウナイベント風景

 熱したサウナストーンに液体を掛けることで発生する熱波を全身に浴びるローリュー。体感温度が高まることで「より深い“ととのい”を得られる」と愛好家の人気を呼び、店舗側の集客イベントになっている。

 30分に1回と高頻度に開催したり、ブロワーといった機器を導入するなど競争が激化している。

<取材・文/浜田盛太郎 撮影/ヤナガワゴ-ッ 取材協力/一般社団法人フィンランドサウナクラブ

プロサウナー・濡れ頭巾ちゃん 取材は長野県南佐久郡小海町にあるフィンランドヴィレッジにて敢行。SAUNA FES JAPANの会場として知られ、サウナマニア垂涎の的だ


(出典 news.nicovideo.jp)

コロナ禍でも続くサウナブーム。「ととのう」の生みの親・濡れ頭巾ちゃんが語るサウナの楽しみ方

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