アウトドアの需要が拡大したことで、アルペンの業績が好調だ。また、ビックカメラが2020年10月に同社初となるアウトドア専門店「ビックアウトドア 立川店」をビックカメラ立川店(東京都立川市)にオープンするなど、新規参入の動きも活発になっている。では、消費者はどのようにアウトドア活動をしているのだろうか。
消費財流通に関する情報を提供するプラネットは6月10日、アウトドア活動とキャンプに関する意識調査の結果を発表した。調査期間は4月24~28日で、インターネット上で実施。4000人から回答を得た。
これまでに経験したアウトドア活動を尋ねたところ、「バーベキュー」(57.0%)が最も多く、「キャンプ」(48.6%)、「登山・ハイキング」(47.2%)と続いた。
アウトドア活動を始めたきっかけを聞くと、1位は「自然を感じたいため」(42.9%)、2位は「気分転換のため」(34.8%)、3位は「友人に誘われたため」(26.4%)だった。コロナ禍で外出する機会が減ったり、人が集まる場所に出かけにくいと感じている人が増えたりしていることも影響しているかもしれない。
「あなたのアウトドア歴(1年に1度以上、継続的にアウトドア活動を楽しんでいる年数)を教えてください」という質問に対しては、「継続的にはアウトドアを楽しんでいない」(64.3%)が最も多かった。一方、2番目に多い回答が「20年以上」(15.7%)だったことから、「数は少なくても、長く続ける傾向があるようだ」と同社は分析する。
●キャンプの実態は?
キャンプで楽しみにしていることを聞くと、1位が「バーベキュー」(49.5%)、2位が「キャンプ自体」(49.2%)、3位が「キャンプファイヤー・たき火」だった。バーベキューは、キャンプにおいても人気のアクティビティーのようだ。
キャンプをするときに持っていくものを尋ねると、食品以外では、1位「テント」(54.5%)、2位「寝袋」(48.3%)、3位「ラップ・アルミホイル」(48.0%)という結果に。食品では、「肉類」(59.0%)が最も多く、「野菜」(57.0%)、「おかし」(50.3%)と続いた。
アウトドア活動における悩みを自由回答で聞くと、全世代の女性と、若い男性を中心に「虫がいや」という声が多く寄せられた。
矢野経済研究所が20年12月に発表したレポートによると、20年における国内アウトドア市場規模は販売金額ベースで、前年比94.7%の4895億2000万円。ただ、今後数年は堅調な伸びを示す見通しだとしている。また、同社は「成長を続けるアウトドア用品市場には他業種から参入する動きも活発化しており、さらに市場が刺激され、拡大することも期待される」としている。
(出典 news.nicovideo.jp)
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