コロナ禍も影響し、今年は空前のキャンプブームが到来しています。街の喧騒を離れ、大自然の中で料理し、テントで一夜を過ごすキャンプ体験は、何ものにも変えがたい開放感! ハマる人が続出。特に話題のソロキャンプでは、一人の時間を大切に過ごせる貴重な機会です。ちょっとしたサバイバル感もあり、新たな自分発見の旅にもなります。
ただし、いざキャンプに挑もうと思ったとき、初心者がまず悩むのが「キャンプに何を持っていけばいいの?」ということではないでしょうか。実際、巷にはたくさんのキャンプ用品があふれていて、迷うのも当たり前。これでは出かける前から面倒になってしまいますよね。
アウトドアのプロ集団『A&Fカントリー』が外さない道具を紹介
そこで今回は、1977年に創業したアウトドアスポーツ用品を輸入する「エイアンドエフ」の直営店『A&Fカントリー』を訪れ、“初心者が知っておきたい快適なキャンプ道具”を紹介してもらうことにしました。プロ級のキャンパーも愛用するこの専門店には、優れたグッズが数多く揃っています。
指南役は店長、平戸隆志さん。国内外の優れたグッズを知り尽くしているプロの視点で、“初心者が持っていて間違いない、長く愛用できる道具”をそろえてもらいました。それでは「キャンプ飯グッズ」5選をご紹介していきましょう。
一つあればなんとかなる! 『LODGE』の「スキレット」&「スキレットカバー」
アメリカでは一家に一台あると言われる『ロッジ』の「スキレット(フライパン)」。8インチはソロキャンプ から2・3人のキャンプにも最適で、日本のキッチンでも使いやすい大きさです。
いわゆる厚みのある鉄鍋で、キャンプに持っていくと「これ一つあれば、どんな料理もなんとかなる!」という包容力に脱帽必至。ステーキやハンバーグをカリッとジューシーに仕上げてくれるほか、深さもあるので、野菜を蒸したり、スープや煮込み料理にも使えます。専用の蓋があれば一層、素材の旨みを閉じ込めた逸品が完成しますよ。
フライパンにもなる超優れもの! 『COGHLAN'S』の「エイアンドエフホットサンドクッカー」
大人気の「ホットサンドメーカー」を探しているなら、直火にかけられて、キャンプでも家庭でも使える鋳鉄製のものがおすすめ! こちらは『A&F』がカナダの老舗アウトドアメーカー『COGHLANS(コフラン)』に特注したものです。
ガスストーブなどの直火にかけて、上下をひっくり返しながら素材を焼くのですが、鋳鉄製なので蓄熱性があり、食材にじっくり火が通るため、より美味しさを引き出してくれます。ホットサンドはもちろん、具を挟んだだけの餃子や肉類もカリッと、フワッとジューシーに仕上がります。
「プレートとフタが取り外せるので、2枚のフライパンとしても使えるんですよ」(平戸さん)。ホットサンドクッカーって、ホットサンド以外の使い道に困るのですが、これなら確かに便利! 片方でソーセージ、もう一方で椎茸などの野菜を焼くなど、いろんな食材が焼き放題。かなり優秀に使い回せそうです。
バーベキューがグッと楽しくなる! 『COGHLANS』の「テレスコーピングフォーク」
「これは何? 長~いフォーク?」。その通り。先端に食材を指して、焚き火やガスバーナーの火にかざして焼くためのフォークです。でも、単なる長いフォークじゃありません。スティック部は最長86cmも伸び、火が遠くても楽々使えます。しかも木製ハンドルの先にある赤い部分を回せば、食材がくるくる回転してまんべんなく焼けるんです。
「お酒をちびちび味わいながら、片手でソーセージや野菜、キャンプの定番・マシュマロを焼くのも乙ですね」と平戸さん。1本持っておけば、ソロキャンプの醍醐味がさらにアップする優秀グッズです。
淹れたてコーヒーを味わう! 『GSI OUTDOORS』の「ホウロウ コーヒーパーコレーター8cup」
アウトドアのポットといえば、やっぱりコレ! というくらい、昔から愛されているホウロウ製のポット兼コーヒーパーコレーター。これを持っていると「おしゃれで、通だなあ」と思わせてくれる道具の一つです。
厚い鉄板にホウロウが施されていて、強度も抜群。内容物に影響を与えにくいので、長時間コーヒーやお茶を入れておいても味が変化しにくいのも魅力です。しかも汚れが落ちやすくお手入れも簡単!
コーヒーの淹れ方は、まず本体に水を入れて沸騰させます。コーヒーの粉(中挽きか粗挽きがおすすめ)をバスケットの半分くらいまで入れてフタをし、本体にセット。そのまま弱火で4分ほど待つと、コーヒーが抽出されます。野外で淹れたてのコーヒーを味わうひとときは格別ですよ。
食材の持ち運びや料理の保温にも! 『Klean Kanteen』の「TKキャニスター」
『Klean Kanteen(クリーンカンティーン)』といえば最近、オフィスでも使えるおしゃれで高機能な飲料ボトルが大人気。こちらはステンレススチールの美しさに見惚れる「TKキャニスター」。二重になった真空断熱ステンレス構造で、保温保冷効果が抜群です。
家で準備した食材を入れたり、あらかじめ作っておいた料理を持参するときに重宝します。「ダッチオーブンなどで作ったスープや煮込み料理を入れておけば、いつでも暖かい料理が楽しめます」(平戸さん)。キャンプ中に“あって良かった”と思えるグッズの一つです。
これら以外にも、調理に便利な小型の「コンパクトストーブ」、ホウロウやプラスチック製の軽い食器類などを揃えれば準備万端。気負わず、好きなものを焼いたり煮たりして、自分なりの「キャンプ飯」を楽しんでみてください。
(出典 news.nicovideo.jp)
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