campですよ!

キャンプ場情報、キャンプ用品、キャンプ雑学、キャンプ楽しみ方 などなどを私的にお伝えします。 キャンプ場なども伝えれると思いますが、キャンプ好きの皆さんからの意見なども教えてくださいね!! 私もキャンプ歴3年とまだまだですので、ご指導お願いします!

    カテゴリ: キャンプ アウトドア ニュース

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     コンパクトに持ち運べるため、アウトドアで非常に便利な缶詰食品。後から加熱することもできますが、その際は鍋にお湯を張った「湯せん」が原則。バーベキューグリルなど直火で加熱することは非常に危険です。

     理由は、缶の保護剤に含まれる内分泌かく乱物質(環境ホルモン)が溶け出してしまうから。缶詰を含む食品を多く扱う貿易商社の公式Twitterが啓発しています。

    【その他の画像・さらに詳しい元の記事はこちら】

     缶詰を直火で温めないで、と啓発しているのは、三幸貿易株式会社の公式Twitter。三幸貿易ではオイルサーディンやツナ缶といった缶詰や、北欧の缶入り食品(缶内で発酵させるため加熱殺菌をしないので「缶詰」ではない)シュールストレミングなどの輸入を手掛けています。

     どの缶詰でも共通ですが、温める際は鍋やコッヘルにお湯を入れ、間接的に加熱する「湯せん」が原則です。直火の方が手っ取り早そうに見えますが、直火で加熱すると缶が熱で劣化し、内圧が高まって破損する上に、缶内面に塗布されたコーティング剤が溶けだし、体内に取り込んでしまうことがあるのです。

     缶詰の内側には、内容物による腐食を防ぐため、エポキシ樹脂によるコーティング剤を塗布することが少なくありません。このエポキシ樹脂を作る際の原料になっているのが、ビスフェノールAという物質。

     ビスフェノールAは合成女性ホルモンエストロゲン)の有力候補として研究されていた時期もあり、比較的人体に吸収されやすい物質。マウスなどの実験では内分泌系をかく乱する働きがあるという報告もあることから、いわゆる「環境ホルモン」と認識されており、安全な量が食品衛生法によって定められています。

     缶詰の製造工程では、最後の加熱殺菌工程で摂氏100度を少し上回る温度で加熱し、中の有害な微生物を殺菌していますが、この温度帯までならば安全性は担保されているということ。しかし、直火で加熱してしまうと遥かに高い温度にさらされるため、ビスフェノールAが溶出しないと保証することができません。

     缶詰を温める際には、安全の担保された製造工程で加えられる温度より低い「湯せん」で行い、けして直火にかけないようにしてください。もともと缶詰は内容物が殺菌されているので、殺菌目的で高い温度にさらす必要はありません。

     三幸貿易公式Twitterでは、次のようなコメントを寄せてくれました。

     「缶詰は生鮮食品と違い、常温での持ち運びに適しており、アウトドアの厳しい環境に最適な食品形態です。フタを開けるだけで、ある程度調理済みなので残渣が出にくく、食材を洗う水が必要無いなど、環境にも良いことが多いです。今回は、見落とされがちな安全性の部分を取り上げましたが、屋外でも安全に美味しい物を食べて頂きたいと言う想いは缶詰メーカー共通の気持ちです。そのためにも、正しいお取り扱いをお願いいたします」

     もちろん、アウトドアで缶詰を食べた時は空き缶を分別し、その場に残さず持ち帰るようにしてください。キャンプ場や湖などでは、時々投棄された空き缶による怪我が発生しています。アウトドアでは自然に感謝し、マナーよくありたいですね。


    <記事化協力>
    三幸貿易株式会社公式Twitter(@SANKO_TRADING)

    <参考>
    ビスフェノールAについてのQ&A 厚生労働省

    (咲村珠樹)

    缶詰の直火加熱は危険!缶詰食品輸入業者が啓発ツイート


    (出典 news.nicovideo.jp)

    缶詰の直火加熱は危険!缶詰食品輸入業者が啓発ツイート

    これキャンプの時気をつけた方がいいですね!
    楽でいいんですがね笑笑




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    9月1日防災の日、5日までは防災週間ということで、家庭内の防災グッズを見直すのにも良い機会ですね。

    そこで今回は、キャンプにも防災時にも活躍するという100均グッズをご紹介したいと思います。

    ご紹介するのは、ダイソーオリジナル商品「ごはんが炊ける炊飯袋」(110円)。袋に米を投入し沸騰するお湯に入れるだけで、簡単にご飯を炊くことができるという優れものなのだとか。

    ○■沸騰するお湯にポンと入れるだけ!

    パッケージの中には10枚の炊飯袋が入っています。1枚10円というコスパもありがたいところです。

    手のひらサイズの袋です。形状はお茶パックを少し大きくしたような感じです。

    まずは、計量カップでお米を量って、袋に入れていきます。

    お茶碗1杯分だと、目安は2分の1合(約75g)、どんぶり1杯分だと、目安は3分の2合(約100g)です。

    筆者は1合入れてみましたが、袋に収まりました。

    お米を入れたら、上部の二重になっている部分を反対側にひっくり返して口を閉じます。

    綺麗に蓋が閉まりました。

    お米を袋に入れてから流水で手揉み洗いすると、より美味しく仕上がるそうです。

    鍋で沸騰させたお湯の中に袋を入れて、蓋をせずに約15分から20分間湯炊きします

    筆者は1合入れましたので、20分で炊いてみることにしました。

    時間になったら、加熱を止めて、鍋のお湯を捨てるか、別の容器に袋を移します。

    最後に、蓋をして15分から20分間蒸らします。袋からご飯を取り出したら完成です。

    20分後に取り出してみると、ふっくら、真っ白なご飯が炊き上がっていて、ご飯の炊けたあの匂いも香ってきました!

    袋からスムーズに取り出せるのか心配しましたが、特にご飯がこびりつくこともなく、スルッと取り出すことができました。

    ○■気になるお味は?

    まさか袋で炊いたと思えないほど、美味しいご飯が炊き上がりました!

    これには驚きです。

    袋の匂いがあるのかな? と心配もしましたが、香りもお味も、炊飯器で炊いたご飯と遜色ありません。

    お米の仕上がりを柔らかめにしたい場合は、5分程度長めにお湯を沸騰させてみたり、ご飯に芯が残っていたときや、ご飯が冷めたときは再度湯炊きしたりすると良いそうです。
    ○■今回作ってみた感想とポイント

    火加減を気にしたりと、難しいことをしたりする必要もないので、とても簡単にご飯を炊くことができました!

    お米を袋に入れるだけなので、炊きたいお米量もお好みで調整できるのも嬉しいところ。
    筆者は1合炊きましたが、20分間お湯で炊いて、20分間蓋をして放置するだけで炊き立ての美味しいご飯が完成しました。

    また、お湯から袋を取り出す際、お湯を捨てるのではなく、別の容器(蓋付きのお鍋や容器)に袋を取り出すと、お鍋のお湯を再利用することができるので、追加のご飯を炊いたり、レトルトの温めなど他の調理に使ったりしても良いなと思いました!

    何より、災害などの非常時にも使うことができますから、常備しておいて、使い方を知っておくと、いざという時にも落ち着いてご飯を炊くことができますね!!

    皆さんも秋のアウトドアシーズンに向けて準備をしてみてはいかがでしょうか?
    momochan2525)

    画像提供:マイナビニュース


    (出典 news.nicovideo.jp)

    【おいしいの?】ダイソー「ごはんが炊ける炊飯袋」を使ってお湯でごはんを炊いてみた

    これキャンプにも災害時にも使える最高アイテムですね!



    “"



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    株式会社エクスプラザ(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO 高橋一生、以下エクスプラザ)は、100名以上のアウトドア専門家の口コミが集まる・チャット相談できる商品情報サイト「EXPLAZA」の提供を開始します。


    ■EXPLAZA について

    EXPLAZAは、エキスパート(専門家)のおすすめ商品情報を閲覧したり、チャットで相談に乗ってもらいながら、楽しく商品を選び、購入することができる情報サイトです。

    現在エキスパートには100名以上の方からご登録頂いており、元アウトドアショップに勤務されていた方、キャンプ歴や登山歴が10年以上ある方など、アウトドアが大好きで知識豊富な方々が数多くいらっしゃいます。

    https://www.explaza.jp/




    ■主な特徴

    1. プロフィールページの作成、閲覧

    プロフィールページを作成・閲覧することができます(※)。

    2. おすすめ商品の口コミ投稿、閲覧
    おすすめ商品の口コミを作成・閲覧することができます(※)。

    3. エキスパート(専門家)とチャットによる個別相談
    エキスパートに直接チャットで商品の相談を行うことができます。

    エキスパートでなくても作成・閲覧は可能です。

    〈代表取締役CEO 高橋一生 コメント

    キャンプや登山をはじめるうえで、何を重視して商品を買えばいいのかわからない」
    「好きな商品をちゃんと納得して購入して、長く使い続けたい」
    「後悔しない商品選びがしたい」

    コロナ禍になって三密回避の趣味としてアウトドアが流行する中、私の身の回りでそうした声を聞くことがありました。私自身も新しい趣味をはじめる際などに同じ課題を抱えることがあり、良い商品が良いと正しい基準で評価され、商品やブランドをもっともっと好きになることができるショッピング体験をオンラインで作ることはできないだろうかと、今回のEXPLAZAのサービスリリースに至りました。今後、新たなショッピング体験を作っていくことに尽力いたします。

    【会社概要】
    会社名:株式会社エクスプラザ
    本社:東京都渋谷区渋谷3-5-16 渋谷3丁目スクエアビル2F
    設立: 2020年7月3日
    代表取締役CEO:高橋一生

    エクスプラザでは、協業してくださる企業さまを募集中です。

    以下コーポレートサイトのお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。
    https://corp.explaza.jp/



    配信元企業:株式会社エクスプラザ

    企業プレスリリース詳細へ

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    (出典 news.nicovideo.jp)

    エクスプラザ、100名以上のアウトドア専門家の口コミが集まる・チャット相談できる商品情報サイト「EXPLAZA」を提供開始

    この口コミ最高のアイテムですね!
    商品の評価探してしまいますね!



    “"



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    【トレーラーは大人の隠れ家】BEAMS仕様も登場で「アウトドア」だけでなく「ガレージ」や「ワークスペース」として注目!

    いま注目集まるトレーラーハウス

     800万円近くするキャンピングカーが普通に存在するいま、もうひとつの選択肢として注目を集めているのがキャンピングトレーラーだ。トレーラーならば300万円500万円台という予算で、小回りが効く小型モデルから快適装備満載の6m超え大型トレーラーまで選ぶことが出来る。

    「移動式の家」と例えられるトレーラーメリットは、普段とさほど変わらない住環境のなか、優雅なアウトドアライフを満喫できる点にある。そして、近年はキャンプを楽しむという目的以外の活用法も見直され、大人の隠れ家的な趣味の部屋やコロナ禍におけるワーキングスペースを兼ねてトレーラーを購入する人々が増えている。

    モデルによっては牽引免許不要

     そんななか、日本で求められるトレーラーハウスを追求したスタイリッシュトレーラーがある。それがケイワークスの手掛けた「トレイルワークス520」だ。

     大きすぎることなく、小さすぎることもないトレーラーサイズは、全長5310mm×全幅2090mm×全高2630mm。日本の駐車場にも苦労せず停められるサイズ感は、ちょうどハイエーススーパーロングよりもちょっと短いといった感じだ。

    大人の隠れ家として注目が集まるトレーラーハウス

     トレーラーの基礎となるフレームは、欧州において丈夫な作りに定評のあるAL-KO社製を使い、これにケイワークスがオリジナルで手掛けたお洒落ハンドメイドアルミボディを載せている。

     高剛性リブを持たせたアルミボディはねじれにも強く、また、耐久性も高い。トレーラーとしての耐用年数は使用方法によっても変わるが、約15年、しっかり管理すれば20年は大丈夫とのこと。

     トレイルワークス520は、基本的に装備やレイアウトは自分だけのオリジナルトレーラーとしてオーダーメイドが可能だが、目安となるベース仕様が3タイプ存在している。

     まずダイニング、エアコン冷蔵庫電子レンジといった快適装備等を備え、6人就寝可能な「Lounge」をファミリーユース向けとして設定。

     そして、よりアクティブ自転車バイクを趣味とするオーナー向けのプランとして、キャンピングに最低限必要なキャビネットベッドマットエアコン、給排水タンク、各種照明等を備えつつバイクの運搬に特化させた「Garage」も用意。

     さらに、リチウムイオンバッテリー搭載で、2名就寝簡易ベッド、給排水タンク、エアコン等を搭載しながらも総重量750kg以下の軽量化を実現させたことでモデル唯一の牽引免許不要トレーラーとなった「Dongara」の3タイプを軸として設定している。

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    大人の隠れ家として注目が集まるトレーラーハウス

    大人の隠れ家として注目が集まるトレーラーハウス

    大人の隠れ家として注目が集まるトレーラーハウス

    大人の隠れ家として注目が集まるトレーラーハウス

    大人の隠れ家として注目が集まるトレーラーハウス

    大人の隠れ家として注目が集まるトレーラーハウス

    大人の隠れ家として注目が集まるトレーラーハウス

    大人の隠れ家として注目が集まるトレーラーハウス

    大人の隠れ家として注目が集まるトレーラーハウス

    大人の隠れ家として注目が集まるトレーラーハウス

    大人の隠れ家として注目が集まるトレーラーハウス

    テーブルの位置を一番下まで下げ、背もたれのマットをテーブルの位置にはめ込めば、簡単に大人2人が眠れるベッドに早変わり


    (出典 news.nicovideo.jp)

    【トレーラーは大人の隠れ家】BEAMS仕様も登場で「アウトドア」だけでなく「ガレージ」や「ワークスペース」として注目!

    これ最高のスペースですね!

    隠れ家最高!!



    “"



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    8月2日から「からあげクン」の新フレーバー「ほりにし味」が全国のローソンで販売されている。この新フレーバーは、すでに今年3月、近畿エリアで限定販売され、大ヒットしている。「ほりにし味」とはいったい何なのか。そこには、競合他社に先駆けてアウトドア市場に参入するという大きな野望があった――。

    ■全国のローソンに登場した謎の「からあげクン」

    からあげクンといえば、1986年の発売以来、36年間で累計37億食を売り上げてきたローソンの看板商品である。

    長寿のひとつの要因は、ファンを飽きさせないフレーバー戦略にある。基幹フレーバーは「レギュラー」と「レッド」。それに「チーズ」と「レモン」が彩りを添える。加えて「北海道ジンギスカン味」(北海道)、「山ちゃん手羽先味」(中部)、「沖縄県シークワーサー味」(沖縄)といったエリア限定のヒット商品を全国販売につなげることで、話題を提供し続けてきた。

    ローソンが運営するサイト「からあげクンファンクラブ」によれば、これまでに発売されたフレーバーは全部で322種類。近年では毎月1~5種類程度のフレーバーが発売されているから、新しいフレーバーが発売されるのは取り立てて珍しいことではないわけだが、なんといっても今回のフレーバーは「ほりにし味」である。

    名前を聞いただけでは、何のことだかわからない。どんな味だか、想像もつかない。しかも「ほりにし味」は新商品の開発を担当する商品部が発案したものではなく、1人の支店長の提案が元になって商品化されたというのである。

    謎の新フレーバー「ほりにし味」はどのように誕生し、なぜ全国展開されることになったのか。その経緯を追ってみた。

    ■コロナ禍の低迷を救う新フレーバー

    2021年3月、ローソンの近畿エリアである会議が開催されていた。商品部と現場の代表である支店長数名が四半期ごとに集まって、エリアの運営方針を討議する会議だ。

    会議の席上、商品部のメンバーからこんな議題が提出された。

    コロナの影響で売り上げが伸び悩んでいます。ぜひエリア商品を出して盛り上げていきたいのですが、からあげクンの新フレーバーで何かいいアイデアはありませんか?」

    ローソンは今年度、「地域密着×個客・個店主義」を戦略コンセプトに掲げ、エリア(地域)に密着した顧客サービスの創造を目指している。エリア商品とはいわゆる地域限定販売の商品であり、地域密着を象徴する重要なアイテムだ。そもそもからあげクンの新フレーバーには店舗を元気にする効果があるが、地域限定の新フレーバーとなれば店舗はなおさら「売っていこう」という意識を持ちやすい。

    しかし、会議に参加していた新井健吾京都南支店長(京都南地区にある130店舗を管轄する)は、近畿エリアだからといって「たこやき風」や「○○ポン酢味」といった、いかにも関西風な新フレーバーを出すことにはあまり意味がないと考えていた。そうした「味を似せた商品」をいくら出しても、その先の展開を期待できないからだ。

    ■会議の出席者は「ほりにし? なんやそれ」

    「ほりにし味のからあげクンを提案します」

    新井さんがこう発言すると、会議室の中にクエスチョンマークが渦巻いた。

    「ほりにしって、何?」
    アウトドア用の万能スパイスです。キャンプをやる人ならみんな知っています」
    「お客様の中でそのほりにしを知ってる人って、どのくらいいるの?」
    「とにかくSNSを検索してみてください。そうすれば、キャンパーの間でほりにしがどのくらい話題になっているかわかっていただけると思います」

    コロナ禍の影響で、「安全なレジャー」としてキャンプ人気が高まっていた。2020年には610万人だったキャンプ人口が2021年には750万人と、わずか1年間で23%も増加している。こうした背景を考えても、新井さんにはキャンパーに人気のほりにしを使った新フレーバーは絶対に売れるという確信があった。

    インタビューに応じた新井さんはこう話す。

    「それはその通りなんですが、だからといって、単発の商品として売れればいいと思っていたわけではないんです」

    では、いったい何を目論んでいたというのだろうか。

    ■生粋の仕事人間がキャンプにハマった理由

    新井さんと「ほりにし」の出会いは、約3年前。仕事人間でほとんど趣味らしい趣味を持たず、休日も「数字を上げる」ことばかり考えていた新井さんは、ある時、このままでは視野の狭い人間になってしまうという危機感を持ったという。

    「唯一好きなものが車だったので、とりあえず旧車と呼ばれる昔のランクルを買ってみることにしたのです。インスタグラムで旧車のメンテ方法などを検索していると、旧車のオーナーばかりが集まるキャンプの告知が目に留まりました」

    キャンプはまったくの未経験だったが勇気を出して参加してみると、あれよあれよという間にキャンプの虜になってしまった。ただし、ハマり方が一風変わっていた。

    「私、もともとインテリアに興味があって、いかに美しい売り場にするかを考えるのも好きだったので、テントの中の導線をどうすれば心地いい居住空間にできるかとか、キャンプギアの色の組み合わせをどうすれば美しいかといったことを、いろいろな職種の人と語り合うのがとても楽しいのです。好きなことについて語り合っていると心が浄化されます」

    おそらくここ数年で、キャンプの愛好者が増えただけでなく、キャンプは質的にも劇的な進化を遂げているのだ。

    ■塩や醤油のように「ほりにしある?」

    「初めてキャンプに行って驚かされたのが、打ち合わせしたわけでもないのに、みなさんほりにしを持っていることでした。料理の時間になると、塩や醤油と同じような感覚で『ほりにしある?』とか『ちょっとほりにし取って』なんて言っている。『ない』という答えはあり得ない、キャンパーなら持っているのが当たり前のスパイスだったのです」

    いったい、ほりにしとは何なのか?

    調べてみると、ほりにしとは和歌山県伊都郡かつらぎ町にあるアウトドアショップOrange」のマネジャー、堀西晃弘さんが5年の歳月をかけて開発した万能アウトドアスパイスであった。

    これ1本で肉、魚、野菜、ご飯、パスタサラダとすべての食材の味つけができてしまう。醤油ベース日本人好みの味ではあるが、フランス料理に使うミルポアパウダーを配合しているので洋食にも合う。つまり、全方位に使えるスパイスなのであり、2019年の発売以来、すでに200万本を売り上げているという。

    ■「キャンプ気分を味わいたいからローソン」が目標

    「ほりにしをかけると何でもほりにし味になるので、私は外食に行くときにも常に携帯しているほどのほりにし好きですが、実はコンビニって、キャンプに近い存在なんです。キャンプに行くとき、用意し忘れたものがあればコンビニに寄って買っていくでしょう」

    なるほど。要するに、ほりにしがいずれコンビニの定番商品になれば、増加を続けるキャンパーのニーズをキャッチできると新井さんは考えたのだろう。そして、コンビニがほりにしを扱うことを宣伝するには、人気商品であるからあげクンのほりにし味を出すのが効果的だ……と、こんな推理をしたが、どうも正解ではなかったようだ。

    いったい、新井さんの狙いは何なのか?

    「最終的には、実際のキャンプだけでなく、家の中でもちょっとしたキャンプシーンを味わいたいと思ったらローソンだよね、という形に持っていきたい。それには、からあげクンのようなファストフードから入っていくのが、一番てっとり早かったわけです」

    からあげクンは自社の製品だから手を加えやすいのはわかるが、いまひとつ、新井さんの真意がわからない。

    キャンプって、非現実の世界ですよね。ディズニーランドのようなテーマパークが代表ですが、非現実の世界が楽しいのは当たり前です。一方で、コンビニってものすごく現実的な世界ですよね。その超現実的なコンビニの世界に、非現実を持ち込めたら最高だと私は考えているのです。そして、その演出をできるのがアウトドア系の商品なのかなと。つまり『キャンプに行くからローソンに寄ろう』ではなく、最終的には『キャンプ気分を味わいたいからローソンに行こう』となってほしいわけです」

    現実世界にいながらにして非現実の楽しさを味わえたら、まさにコンビニエンスだ。つまりほりにし味のからあげクンとは、現実の世界に非現実を持ち込むための橋頭堡(ほ)だったのであり、新井さんの真の狙いは、コンビニとしてアウトドアマーケットに先鞭をつけるだけでなく、現実にはキャンプに行かない人まで、アウトドアマーケットの中に取り込んでしまうことにあったのだ。

    ■ほりにし味は近畿で10年に1度の大ヒット商品に

    新井さんは、振り返ってみれば、ローソンの採用面接の段階から「現実の代名詞であるコンビニを非現実の世界に近づけたい」と訴えていたという。だからこそ、新商品の開発を担当する商品部を希望せずに、店長やスーパーバイザー(SV)と売り場づくりに携われるポジションにこだわり続けてきた。テント内の導線やキャンプ用品の色彩に凝ってしまうのは、いわば新井さんの業のようなものなのだ。

    「ほりにしをきっかけに、アウトドア感覚を味わえる日配食品や冷凍食品、あるいは低価格のキャンプ用品を常備するようになっていけば、やがて『アウトドアならローソン』というフレーズが定着してくことになると思います」

    今年3月、近畿2府4県で発売したほりにし味のからあげクンは、発売初週で30万食を売り上げ、2週間でほぼ完売。近畿エリアでは10年に1度という大ヒットを記録した。8月2日からの全国販売では、過去300種類以上発売したフレーバーで歴代10位に入る初週販売数を記録した。

    アウトドアならローソン」。そんな日がやってくるのは、意外に近い将来かもしれない。

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    山田 清機やまだ・せいき)
    ノンフィクションライター
    1963年富山県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、鉄鋼メーカー、出版社勤務を経て独立。著書に『東京タクシードライバー』 (朝日文庫)、『東京湾岸畸人伝』『寿町のひとびと』(ともに朝日新聞出版)などがある。

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    「からあげクン」とコラボしたアウトドアスパイス「ほりにし」 - 写真提供=ローソン


    (出典 news.nicovideo.jp)

    近畿では10年に1度のヒット商品…からあげクン「ほりにし味」にキャンプ好きが大興奮しているワケ

    これ私も思わず買っちゃいました
    まあ、これありですね笑笑



    “"


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